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執筆者の写真Mariko Ozawa

また手術をしました。

更新日:2021年11月3日

脂肪腫(Lipoma)って知っていますか?

良性の腫瘍で、要するに脂肪の塊です。

袋に入っていてその中で脂肪が溜まっていきます。

袋ごと取り出さないと完治しないので手術が必要です。


5、6年前から左の鎖骨の中にしこりがあることに気づいたのですが、

特に症状もなかったので、そのまま様子を見ていました。



けれど、ここ最近、肩こりがひどいのと、しこりが大きくなってきて、

指先を圧迫するような感覚があり、形成外科の診察を受けました。

最初は整形外科だったのですが、形成外科に回されました。


私は乳がんを2年前に手術しているので、今でも定期的にCTとか、血液検査を受けています。同じ病院での診察だと、他の科でとった画像や結果を使ってくれるので、

改めてMRIなどを受けなくて助かりました。


手術日も3週間後とかなり早いペースで決めることができました。

心配だったのは、しこりの場所が頸動脈や大きな神経が走っている場所なので、全身麻酔を受けなければならなかったこと。


局所麻酔はそれはそれで怖いけれど、全身麻酔は今まで2回経験しているのであの辛さを思い出すと、かなり凹みました。


内蔵系の病気ではないので、病院では普通食で過ごせます。



そして、手術の日は麻酔や点滴を入れる管を腕につけます。

今回はかなり太い針で痛かった。


そして、午後に手術室へ。






麻酔薬が身体に入ると、ずどーんと背中が重くなり、意識が抜けていくけれど、頭ではいろいろ考えていて、あぁ〜この感じだったなぁと思い出す。

ふらっとしてまだ自分が起きてるっていうのを感じ、

そして、「まだ効かないのかなぁ〜」と思った時は手術は終わってました。


意識が落ちる瞬間って認知出来ないですね。


そして、全身麻酔の嫌な感じはここから始まる。。

身体がベッドに縛られているような、重さ、閉塞感、実際には縛られていないのだけど、

動かない!

話せない!

痛い!

頭で考えていても、表現できないのです。


でも、今回はさすがに3回目なので私も慣れたもの。

身体は重いけど、動かせないわけじゃないことを思い出し、

腕をあげたり、指を動かしたり、頭を動かしたりできることを思い出しました。


酸素マスクが付いている間は、ほぼ何も出来ず。眠れないのでスマホで時間潰し。

気を紛らわせないと、しんどいのです。


今回は手術時間も1時間半だったということで、麻酔が切れるのはその3時間後くらいと言われ、少し楽でした。


乳がんの時は、一晩中うんうん唸っていたのを思い出します。

(夫がスマホを遠くに置いて、「今日はゆっくり眠ってね。」と帰ってしまった。。)


身体に薬が入っているので、口の中からは違和感しかない薬品の味。


これは受けた人にしかわからない辛さです。


といっても、全身麻酔が出来るから、手術も可能だということを忘れてしまいそうですが、もっと高年齢でこれを受けるのは相当にしんどいことだと思います。


幸い、摘出した脂肪腫は癒着もなく、普通のものだったとのこと。



いろいろ考えてきたけれど、このタイミングで手術して良かった。

感謝しています。



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